Sense of Wonder

個人的に読んで見て聞いて触って味わったモノについて書き留めているブログです。

RED

試写会行ってきました。ウォルト・ディズニー配給、監督は「フライトプラン」のロベルト・シュヴェンケ。ブルース・ウィリス主演、モーガン・フリーマンら大御所の他、カール・アーバン(「スター・トレック」のドクターマッコイ)がCIAエージェントでオイシイ役どころを演じてました。

内容は政府機関に命を狙われた、退職して年金生活のCIAエージェントが昔の年寄り仲間を集めて現役CIA相手に大立ち回り、ってとこかな。相変わらずそのへんにゴロゴロ転がっていそうな、よくある話です。
ハリウッドはほんとにネタが無いのね。

アクションはそこそこ。マンガチックで映像的な新しさも感じられないけれど、無理やり褒めるとしたら安心して楽しめる映画です。

★★★☆☆ 星ふたつ半

ソーシャル・ネットワーク

試写会に行ってきました。ソニー・ピクチャーズ配給のFacebook創設期を描いた映画です。

優秀だけど性格の悪い嫌な奴がふられた女の子を見返すためにクールなサイトを作ってやったぜ!周りの人間関係はウザイけどそんなの関係ねぇや。とばかりに突き進む映画です(簡単に言うとこうなっちゃう)

冒頭の主人公マーク・ザッカーバーグが女性にふられるシーンの超早口お喋り!から始まって、まるでそのお喋りまでがリズムに乗っているかのように小気味よいテンポでお話しは進み、Facebookを作り始めた時代と訴訟を起こされてかつての友人たちと対決している場面が交互に描かれていきます。
どこよりも早く始めたほうが勝者となるインターネット世界のようにスピード感ある展開で見ている者を飽きさせません。新しいものを創りだしていくエネルギーと時代の雰囲気をそのまま映像のテンポで表現したような映画です。
おすすめ。

エンドロールの最後に「この映画は事実を基に随所に創作を加えています」みたいな注意書きが出てくるんだけど、この創作っていう部分はザッカーバーグがソニーのVAIOを使っていた場面だと思うな。きっと。

★★★★ 星よっつ

それはそうと、映画の中身とは関係ない話だけどFacebookのあの「かゆい所に手がとどかない」感、何とかならないのかな。もうちょっと使いやすくならないものでしょうかね。

アンストッパブル

試写会です。「サブウェイ123激突」のトニー・スコット監督最の新作。面白かったです。
今回は火気厳禁危険物搭載の無人貨物列車が時速100キロ以上で暴走。行先には大きな街があり、そこの急カーブに突っ込めば大惨事になってしまうという状況で、近くに居合わせた別の機関車の機関士(デンゼル・ワシントン)と新米車掌(カーク船長=クリス・パイン)がプロのプライドを賭けてなんとか阻止しようと奮闘するお話です。

この監督はもしかして鉄道オタク?、地下鉄の次は貨物列車です。私は機関車のことはさっぱりわかりませんが、映像的には機関車の重量感が伝わってきて迫力ありました。

ベテランと生意気な新人の組み合わせとか、妻に逃げられて裁判で争っているとか、人物像や脚本はいかにも映画の教科書通りみたいな感じなんだけど、意外にもちょっと感動してしまった自分にびっくり。
それは多分スーパーヒーローが出てこないからじゃないかな。ごくごく普通の中年オヤジと冴えない若造が鉄道の安全を守るというプロ意識で奮戦する姿は、ある意味「プロフェッショナル 仕事の流儀」的。
暴走列車を止めるだけというシンプルな目標に向かって突き進んでいく単純な構成も好感が持てます。

★★★★☆

エクスペンダブルズ

試写会に行きました。シルヴェスター・スタローンの脚本、監督、主演。ブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーは特別出演だか友情出演だかでちょっとだけ顔見せ。お話にはほとんど絡まない。映画の宣伝要員ってとこかな。

バーニー(スタローン)率いる傭兵チームが小さな島国の軍隊と戦争する話です。無尽蔵の弾薬と無尽蔵のナイフが飛び交う(いったいどこにそんだけ隠し持ってたんだ?)アクション娯楽作品。

フリーの傭兵チームなんだけど、アクションシーンを盛り込むのが忙しすぎて、個々人があまり掘り下げられていないところが物足りないかな。似たような頭(ちょっと薄め)の人が多すぎてキャラクターの見分けが付きにくかったのは私だけか。筋肉系はハゲやすい?(おっと、失言でした)
アクション好きならそこそこ楽しめますが、頭が吹き飛んだり腕が切断されたり、スプラッターが苦手な人には向かないかも。「R15+」です。私は肉弾戦格闘技系は好きなんだけど、銃撃戦や血みどろ系はあんまり好まないです。

★★★☆☆

アデル ファラオと復活の秘薬

試写会です。リュック・ベッソン監督、フランスの女性版インディ・ジョーンズ(ただし、コメディ?)
「グラン・ブルー」や「レオン」のリュック・ベッソンを期待している人は、見に行っちゃダメ。予算は「フィフス・エレメント」の千分の一くらい(あくまで私の印象)、翼竜にまたがってアデルが飛ぶシーンに限っていえば、日本のお笑い番組レベル。

リュック・ベッソン監督の大ファンの私としては、「グラン・ブルー」「ニキータ」「レオン」をしっかり心の奥に刻みこんで、今回の映画は無かったことにしておこうと思う。

映画の内容とは関係ないけど、上映中に携帯を開いてる人がいたり(まぶしい)、エンドロールの最中に半分くらいの人がゾロゾロ帰り始めたら、案の定途中でエピローグの映像が始まり通路で立ったまま観ている人が大勢いたりして、最後の最後までがっかりでした。

全然期待しないで観るフランス映画と考えれば
★☆☆☆ 星ひとつ半くらいかな。