Sense of Wonder

個人的に読んで見て聞いて触って味わったモノについて書き留めているブログです。

サブウェイ123 激突

久しぶりの試写会です。原題は「The Taking of Pelham 123」
これ、見たかったんだよね。「サブウェイ・パニック」のリメイクだと聞いてたから。

映画「サブウェイ・パニック」は、もう30年くらい前にテレビで見て、そんな大作というわけじゃないけど、当時とても気に入った1本でした。
でも、あらためて考えてみると、細かいあらすじを全然覚えていない。
地下鉄を乗っ取った犯人が身代金を要求して、警察と頭脳戦を繰り広げるっていう本当に大まかなあらすじは、憶えてる。わくわくドキドキしながら、見てたなぁという記憶だけ。細かいことは憶えてないけど、サスペンス部分がとても印象に残った映画だったんだね。
それと、風邪気味なのに地下鉄なんか乗っ取っちゃいけないということだけは、頭の片隅に残っていた。

それはさておき、「サブウェイ123 激突」。お金はあんまりないけど、一生懸命頭をひねっておもしろい映画を作ったよ!というところを目指したんだろうけど、そういう意味ではニューヨーク市内のカーアクションより犯人と地下鉄職員の頭脳戦にもっと力を注いで欲しかった。
アクションとか、力業でぐいぐい観客を引っ張っていく映画ではないので、細かいディテールをきちんと積み重ねて欲しいんだけど、その辺がちょっと物足りない。
それなりにサスペンスも盛り上げてくれるし、悪い映画じゃないんだけど、期待がふくらみすぎてたせいか、もう少しがんばって欲しかったな。

とはいえ、昔の「サブウェイ・パニック」だって、今見たらどう思うのかなぁ。なにしろ30年くらい前の記憶だからねぇ。比べられるほど憶えてないや。レンタルビデオ屋さんで探してみようっと。

60点。