Sense of Wonder

個人的に読んで見て聞いて触って味わったモノについて書き留めているブログです。

グリーン・ランタン

3D試写会です。場所は札幌プラザ2・5。共済ホールとかと違って座席は快適。

グリーン・ランタンはアメリカン・コミックのヒーロー物です。
内容は、ウルトラの国みたいな所に宇宙警備隊として集まったドラゴンボールに出てくるような宇宙人たちが悪い奴らと魔法使いサリーちゃんのように戦うお話。ん、ちょっと違ったかな。たぶんこんなような話だった気がする。

特に深みのある話でもなく、なーんも考えないでぼけらっと見るのが吉。

こういうアニメだか実写だか区別がつかなくて荒唐無稽なアクションには、3Dは合っているんだろうけど、普通の室内で二人の会話シーンまで「3Dだぞ!」を主張されると違和感ありあり。
3Dを頑張る前に、もう少し演出や演技で見せるべきものがあるような気がします。
・・・というようなことを考えるような映画でもないか。

そういえば、3Dメガネを上下逆(右と左を逆にする)にかけて見ると、画面の遠近感が反対になるんだね。つまり奥のものが飛び出して見えて、手前のものが奥に見えた(やっぱり、あまりお話に集中して見てなかったようです)。

★★☆☆☆ 星ふたつ

タイタンの戦い

札幌シネマフロンティアの試写会に行ってきました。
3D版の試写会です。ギリシャ神話の神々と人間が共存していた時代の神と人間の戦いを描く冒険活劇。

疲れた。途中で何度も眠りそうになった。1981年「タイタンの戦い」のリメイクだそうです(これは見ていない)。お話の展開になんのひねりも無くて、神との戦いというわりに全然スケール感がない。30年も前なら特撮だけでお客を呼べたかもしれないが、いまどきでかい怪物が出てきて暴れまわるだけじゃねぇ・・・

それに3Dと言いながら、アバターのような臨場感が全く感じられなかった。字幕ばかりが飛び出して見えて、映像の方はさっぱり奥行き感も感じられない。
3Dに向いてる映画があると思うんだが、今回の映画は背景がのっぺりしすぎてるんじゃないだろうか。砂漠とか海とか。バックに距離感を感じられるものがないから、3Dが生かされていない。
スパイダーマンみたいにビルが立ち並んでいる間をスパイダーマンがビューンと迫ってきたりするような映画なら距離感が出やすいんじゃないかな。

で、実はこの映画、3Dでは撮影されてないそうじゃないですか。2Dで撮影してあとから3D加工をしたそうです。そのせいなのかな。アバターの3D体験とは雲泥の差です。

そもそも3D云々の前にお話自体が面白くなくちゃ。まずはそこからはじめて欲しいな。

タイタンの戦いは、☆☆☆☆(星ひとつ)です。


☆☆☆☆ ・・・ 試写会で見ておいて、観る価値無しとは言いづらいなぁ。
★★☆☆☆ ・・・ TVでやるみたいだから、暇つぶしに観てみようか。
★★★☆☆ ・・・ レンタルDVDが出たら、おうちで観ようっと。
★★★★ ・・・ お金払って、映画館で観るべし。
★★★★★ ・・・ 映画館で観たい。DVDも買って何度も観たい!

アバター

もうすぐブルーレイディスクが出るというこの時期に、やっと観てきました。アバター。
一番最初にキャメロンの新作映画で画期的な3Dらしいということを聞いて、ワクワクしてたんだけどいざ蓋を開けてみたら、やっぱりメガネがいるんかい。てっきり最新技術でメガネなしの3Dかと勝手に思っていました。TVやネットの予告編を見ても実写と言いながらほとんどアニメ映画にしかみえないし、そんなにすごいのかなぁと半信半疑。でもやっぱり映画館で見てみないことには始まらないと、空いていそうなタイミングを見計らって行ってきたわけです。札幌シネマフロンティアです。

結論からいうと、びっくりしました。すごい。臨場感があり、すっかりパンドラの世界に引き込まれてしまったのでした。人間が演じてる部分とナヴィの場面との違和感も感じてる暇がなかった。
「飛び出す映画」的なわざとらしい感じもなく、映画の技術のひとつとしてさり気なく使ってる感じが好感持てました。
ジュラシック・パークで恐竜が歩いているのをみたとき以来の衝撃かな。

いろんなブログを読むと、どこの劇場じゃなきゃだめとか、画面が暗いとかいろいろ書かれていたので、それほど期待はしていなかったんだけど、やっぱり自分の目で確かめないとわからないものですね。
札幌シネマフロンティアでは、十分立体感を感じられたし、時々メガネを外して観た時の画面と比べるとたしかに暗いんだけど、それで映画に集中できなくなるなんてことは無いし、最初からメガネをかけっぱなしならそんな事気づかないかも。もしかしたら、3Dメガネの状態にもよるのかな?それとも体質?
メガネふきを持っていったのは正解でした。ただ、眼鏡使用者にはメガネの上にさらに3Dメガネをかけるという、落ち着かない感じありました。ちょうどフレームとフレームが重なって「あずましくない(北海道弁、久しぶりに使った)」状態。

まぁ、新しい映像体験はたしかに画期的だったんだけど、あの物語はおそまつすぎ。今時これはないだろうっていう展開。
高価な石ころのために、ひとつの種族を壊滅させようだなんて、長い目で見て異なる文明どうしの付き合いの方が将来的に利益が出そうですけどね。
生態系がネットワークで繋がっているっていうところをもっと突き詰めていけば、すこしはSF映画にもなったかもしれないけれど、娯楽大作だからしょうがないか。これでアカデミー賞は無理だよね。

あとは、メガネなしの3D映画が出来ることに期待したいな。