Sense of Wonder

個人的に読んで見て聞いて触って味わったモノについて書き留めているブログです。

アンストッパブル

試写会です。「サブウェイ123激突」のトニー・スコット監督最の新作。面白かったです。
今回は火気厳禁危険物搭載の無人貨物列車が時速100キロ以上で暴走。行先には大きな街があり、そこの急カーブに突っ込めば大惨事になってしまうという状況で、近くに居合わせた別の機関車の機関士(デンゼル・ワシントン)と新米車掌(カーク船長=クリス・パイン)がプロのプライドを賭けてなんとか阻止しようと奮闘するお話です。

この監督はもしかして鉄道オタク?、地下鉄の次は貨物列車です。私は機関車のことはさっぱりわかりませんが、映像的には機関車の重量感が伝わってきて迫力ありました。

ベテランと生意気な新人の組み合わせとか、妻に逃げられて裁判で争っているとか、人物像や脚本はいかにも映画の教科書通りみたいな感じなんだけど、意外にもちょっと感動してしまった自分にびっくり。
それは多分スーパーヒーローが出てこないからじゃないかな。ごくごく普通の中年オヤジと冴えない若造が鉄道の安全を守るというプロ意識で奮戦する姿は、ある意味「プロフェッショナル 仕事の流儀」的。
暴走列車を止めるだけというシンプルな目標に向かって突き進んでいく単純な構成も好感が持てます。

★★★★☆