Sense of Wonder

個人的に読んで見て聞いて触って味わったモノについて書き留めているブログです。

マネーボール

試写会。
ブラッド・ピットが、野球選手からゼネラルマネージャーになった実在の人物、ビリー・ビーンを演じる。
貧乏弱小チームが低予算で勝つために、新しい理論を実践していく男の信念の物語。
メジャーリーグ版プロジェクトX。

中年男のブラッド・ピットも相棒のピーターもなかなかいい味を出しています。
でも映画としては、ちょっと物足りないかな。
「ソーシャル・ネットワーク」のような映画的手法を駆使してる感じもないし、淡々とお話が流れていく感じ。
別にそれが悪いというわけでもないし、お話が面白くないというわけでもないんだけど・・・
別れて住んでいる12歳の娘が父親のために歌を聞かせるシーンなんて、とっても良い感じだし、選手の評価される痛みや抵抗勢力との葛藤なんかは、映画としてよく描けていたと思う。

肝心のマネーボール理論自体は、映画で見るよりも実際のデータを咀嚼できそうな本で読んだほうが理解しやすいんじゃないかなと思いました。本、読んでないけど。

★★★☆☆ 星みっつ